合宿２日目午前中に組まれた試合の相手は、

全日本学童千葉県予選ベスト４の強豪、十日市場タイガースさん。

こちらからお願いしていながら、グラウンド到着が遅れてしまい、

申し訳ありませんでした。グラウンド準備等、深く御礼申し上げます。

 

強豪と試合することで、チームそして選手個々の現在地、

県大会にたどり着き、そこで勝ち抜くためには、

何が足りないか、何が必要なのかを感じてもらいたい。

練習試合であれば尚更、目の前の試合に勝つことだけではなく、

そういった視点を持って臨んでもらいたいところ。

 

例えばソウタ。

野球ＩＱがチームで一番高い選手であり、状況に応じて、

何をしなければいけないかはちゃんとわかっている選手。

しかしこの日、ノーアウト１塁の場面で打席に立ち、初球を打って内野フライ。

 

確かに「待て」のサインではなかったので打ったことは問題ではない。

しかし打って出たということは好球であったということであり、

そこでしっかりランナーを進めるバッティング技術が足りなかったということ。

しっかりと右打ちの自主練習をしていることも知っているだけに、

こういった場面でいかせるぐらいにまで身に付けて欲しい。

 

２回のフウガのピッチング。

４番、５番をしっかり抑えて、ツーアウトから、続く６番バッターに

甘く入った高めの球を、この日のフウガ唯一の被安打となるライトへのツーベース。

クリーンアップを抑え、ホッとして少し緩んでしまう場面かもしれないが、

次打者の内野ゴロエラーでピンチが広がったことも含め、相手に流れを与えないためにも、

しっかり抑えるための慎重さと丁寧さが求められる場面だった。

 

３回のヒダカの打席。ワンアウト満塁の場面。

初球の地面につくかというスローボールに手を出しキャッチャーフライ。

先制直後で相手にダメージを与える絶好の場面。

そこでの悪球打ちでの内野フライという最悪の結果。

ここも２ストライクまでは、自分の好きな球だけを待つべきだった。

 

小学生だから仕方ない、というものにはしたくない。

たったひとつの目に見えないミスで負けてきた経験をしている君たちだからこそ、

細部まで妥協せず、緩めず、高い意識で取り組んで欲しい。

 

試合は３回の集中打で挙げた４点を、フウガ、ヒロアキのリレーが

被安打３、四死球０の１失点に抑えての勝利でした。

 

殊勲者はアオイ。

前述のヒダカのキャッチャーフライで追加点が遠のいた場面で、

絶妙なレフト前ヒットを放ち２点を追加。

この２点が無ければ苦しかった…

 

夏合宿もいよいよあと半日。

仕上げのメニューは選手に内緒にしていた海岸マラソンだぞ～。