泥スッキリ本舗 黒土専用洗剤 泥スッキリ303 (1.3kg) 130回分
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ちはら台ファイターズ51000039
野菊野ファイターズ10210210
フウガ、ヒロアキ-ヒロアキ、ヒダカ

夏合宿帰りに組み入れたYCリーグ2015予選の4試合目はちはら台ファイターズさんとの一戦。

死闘とは、まさにこの試合のことを言うのではないかというぐらい、

あまりにも厳しく、あまりにも劇的な試合でした。

 

初回、先頭バッターを空振り三振に打ち取ったはずのワンバウンドボールがベースに当たり

大きく跳ねた結果の振り逃げが、激闘の序曲に…

 

暑さからか最初から疲労の色が見られたフウガ自身の3つのエラーを含む4エラーに

2本のヒットを浴び、いきなり5点のビハインドを負ってしまう。

とは言えまだ初回、諦めるはずもなく、1点ずつ返していこうと激を飛ばし、

その裏しっかり1点を返したのだが、続く2回もエラーから始まり1失点…


更に2回裏の攻撃は、ノーアウト満塁のチャンスを0点に抑えられ

これ以上ない最悪の展開に、采配する側も若干の焦りを笑ってごまかすしかない状況だった。

 

3回、祈る気持ちでピッチャーをヒロアキにスイッチすると、

ここから流れが変わり始める。

ヒロアキはいつもの荒れ球は影を潜め、

丁寧なピッチングで3回から6回までノーヒットでシャットアウト

見事に流れを引き寄せてくれた。

 

その間に打線も、カズヤ、カッチャン、アオイのヒット

相手の四死球、エラーを逃さず着実に得点につなげ、最終回を2点差で迎える

 

規定時間を超えて迎えた最後の攻撃、2点をとらなければ負けの状況

フォアボールにエラーからワンアウト二三塁とした4球目、

相手ピッチャーのショートバウンドをキャッチャーが少し横に逸らした刹那、

ソウタが鈴木尚広ばりの反応でホームイン!

それでもまだ1点差。続くバッターがファウルフライに倒れツーアウト三塁。

絶体絶命!万事休すか???

しかしここでまたしてもワイルドピッチで遂に同点!!!!

 

嫌な展開を自分達の意志の力で追い付いた子供達

特に、既にベンチに下がったハヤテに加え、

控えのコウキ、ショウマ、カンタ、リンペイの全員が身を乗り出して応援する姿は、

間違いなく相手にはプレッシャーだったはず。その姿勢が生んだ同点劇だった。

 

そして迎えたサドンデス

いつもはポーカーフェイスのヒロアキも、さすがに疲労の色を隠せないが、

ここは心中するしかない。が、いきなり先頭バッターにライト前へ運ばれ2点、

更に1点を加えられあっという間に3点差に…

フォアボールの後、ツーアウト一三塁で迎えたバッターへの初球もボール。

 

ここで堪らずタイムをかけ、ピッチャー交代を迷いつつマウンドに

明らかに苦しそうな表情のヒロアキを見てやっぱり無理かと思いながら、

集まった内野陣の顔を見る。

そこには至って冷静で動揺など見られない表情の子供達。その中でも、

マウンドを降りた後、身体はきつくてもグラウンドに立ち続けたフウガ

受ける一球ごとにヒロアキに声をかけ続けたキャプテンのヒダカの2人は、

集まったマウンドでもヒロアキに励ましの声をかけていた。

その姿を見てヒロアキ続投を決心

ひとりひとりを指差しながら、

俺も全員を信じているから俺を信じろ、絶対勝てる!

というようなことを話してベンチへ戻る。あとは祈り、信じるのみ。

 

タイム明け初球ファウル後の3球目は大きな当たりがライトへ

この回、最初のフライを突っ込まずにヒットにしてしまった

ショウタがライン際に向けて懸命に背走して、ギリギリのキャッチ!

何とか3点差で留めて攻撃へ。

 

先頭はファインプレイ直後のショウタ。

ピッチャーはこの回から先発ピッチャーが再登板。球速もある素晴らしいピッチャー

ここでショウタはしっかりボールを見極めて押し出しでまずは1点。

ベンチはスタッフも含め、全員が声を枯らす。

 

続くバッターは最近絶好調で、この日もここまで2安打のカズヤ

しかしさすがの相手エースにあっさりツーストライクに追い込まれ、ボール、ファウルと続く。

ここでサインを見るために振り向いたカズヤが歯を出して笑った!

カズヤの笑みに応えるように、当然こちらも笑顔で「打て!」のサイン。

 

そして5球目は快音ととともにレフトオーバー!!!

2人が返って同点!

二塁ベース上のカズヤは“笑顔”でガッツポーズ♪

 

なおもワンアウト三塁でバッターはソウタ

最近はポップフライがめっきり減り、

しっかりゴロを打てるようになった成果が結実

高いバウンドのショートゴロを放ち、ショウタに代わって

三塁ランナーとして代走で出たコウキが、自らランナーコーチに

立ったヒトシの声に反応良くスタートしホームイン!

 

二時間を超える激戦は、野菊野ファイターズの

サヨナラ勝ちでゲームセット!

 

決勝トーナメント進出を目指す上で、本当に価値ある勝利であったのだが、

それ以上に大切なものを子供達全員が掴んだ試合だったのではないかと思う。

 

主役である子供達に加えて、いつも通りに

しっかり聞こえる独り言で守備位置の修正ポイントを伝えてくれたW代表

私の迷いをかき消すアドバイスをしてくれたSコーチ

しょげて帰ってくる子供達にすかさず励ましの声をかけてくれたIコーチ

打者の傾向やカウントに関する問いかけにすぐに回答してくれたYコーチ

ベンチの外でも大きな声で子供達を励ましてくれたTコーチ&Hコーチ

毎回子供達が戻ってくる度に、冷たいタオルを用意してくれたママさん達

まさに総力が生んだ勝利だった。

 

相手のちはら台Fさんは、本当にしっかりと鍛えられたチームで、

選手達の動きや作戦のひとつひとつが勉強になるチームでした。

合宿の仕上げとしてだけではなく、

チームが成長する上で最高の相手と最高の試合をやらせていただきました。

 

この試合は、この子供達が卒業を迎える時に、

ひとつのポイントとなる試合だったと振り返ることになるような気がします…

 

 

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